遥か遥か昔の時代

創造神が新たに１つの生命体を地球に誕生させようと考えました。
神はこの生命体に他の生命体と異なる力【知恵】という能力を与え、【人間】へ進化させました。

だが人間は生きるために戦い、欲のために幾度と何年も【争い】という同じことを繰り返していました。
人間の愚かさに見兼ね、争いを止めさせるために天界から言霊神が降り立ち
新たに【言霊】という能力を人間に与えました。
その人間の中でも、言霊の力を最も強く放つ日本という小さな島国の一人の人間に想いを託しました。

その人間は争いのない世の中を創るために
日本初の憲法を作り【言霊】の意味を皆に伝えて行き
【言霊の力・言葉の大切さ】が時代を超え伝わっていくよう、想いを歌集に残すように頼みました。
そしてその人間が生まれ育った地域では、独特な言い回しの言葉があったという。
それを【方言】と呼び、生きた証を残した。

それから時は流れ現代。
会話や対話より、情報は欲しいとき手元の端末等で得られ
遠く離れた人といつでも顔を表示させて連絡できる等などとても便利な現代になった。

便利になり過ぎたその反面、言葉より文字が主流になり言霊の力が弱まり
簡単に人を傷つけることができるようになってしまった。
また、文字の影響で生まれ育った地域の言葉を話さなくなり【方言】が失われつつある。

ここ近年、言霊の力が弱まり過ぎネガティブな言葉が世の中に溢れ
負のエネルギーが凝縮され【ンダコンパ】という負の生命体が誕生してしまった。
ンダコンパは負のエネルギーを吸収し、生命体を生み出す特殊能力を持っている。

このままでは言霊の力が完全になくなってしまうと思った【言霊神】は一人の青年に声かけた。
その青年は言霊神が想いを託した人間の子孫にあたり
今までの歴史・言霊の力・方言の意味を青年に伝えた。
言霊の力を取り戻してほしいと最後に伝え
【言霊の力を吸収し、力に変えることができる言霊神の力が宿るアーマー】を青年に託した。

戸惑いや不安は大いにあったが、負の生命体と戦うことを決意する。
【言霊戦士・ヤンバイダー】の誕生である。彼の物語が幕を開ける。